当初、手術は右後足にできたメラノーマと思われる腫瘍の切除と去勢手術をする予定でしたが、手術直前の検診中に左前足に米粒大程の極小さなイボが見つかり、ついでに切除することになりました。
朝9時半に病院に入り基本検診。
情けない顔をして見送る羅沙を置いて病院を出たのは10時前でした。
お昼過ぎに「そろそろお迎えお願いします」との連絡が入りました。
「すごく早くない?」って思いませんか?
そうなんです!
余程の事がない限り手術後は速やかに飼い主の元へ返すというのが主治医のI先生の方針。「犬が一番落ち着ける場所で安静にさせるのがベストなんです」とおっしゃるのですが、まさしく羅沙の為にあるような言葉だワン。
そう、手術はもちろん心配だけど、「あかんたれ病」の羅沙は麻酔が覚めて一人になった時に鳴いたりして呼吸が荒くなるのが何より心配だったのです。
麻酔が覚めて歩けるようになった時点で帰る。
おそらく病院始まって以来、最速のお迎えです(笑)。
さてさてお迎えに行ったら…
えらい事になってました!
傷口ナメナメの防止用のエリザベスカラー。
大型犬のってやっぱりデカイ!
おまけに羅沙は首を下げて歩くのがクセなんです。
ガガガ…と病院の床を擦りながらやっと車にたどりつきました。
信号待ちの度に気になって後ろを振り返ると…
まだ麻酔が完全に醒めきってないのでウトウト眠ってます。
カラーを巻かずに済む方法はないかと先生にお願いしたのですが去勢した部分はネットで何とかなるものの足の方はすぐになめてテープをはずしたりするのでカラーは必要ですとおっしゃった。
う〜ん。でもこれじゃ可愛そうすぎる…
やっぱり用意しておいて良かった!!!!!!
エリザベスカラーの不自由さは先代のワンコで充分経験済。
せめて食事したり、私達の目が届く間はもっと簡単なものをと思い購入しておきました。
『バイトノットカラー』といいます。
ナメナメ防止用極太カラーです。
ムチウチの時にはめるコルセットのようなものです。
多少の不自由さはあるもののエリザベスに比べると視界はすっきり、ご飯も食べられます。
これで何とか抜糸まで乗り切ってほしいものです。
昨夕は先生の指示に従ってご飯はいつもの半分でしたが平らげました。
ところがそれを夜中に全部吐いてしまいました。
でもご心配なく、今日はもどすこともなく元気です。
夕方には気分転換を兼ねていつものお山へもちょっとだけ出かけました。
嬉しくて走り出しそうになるのを抑えるのが大変なくらいでした。
あとは傷が癒えるのと腫瘍が良性であることを願うばかりです。